日本彩発見Top > 食の彩発見 > 北海道 > 富良野−富良野オムカレー
ふらの
富良野
Furano
富良野オムカレーとは、下記の6か条が決まっています。 1.お米は富良野産を使い、ライスは工夫を凝らす 2.卵は原則富良野産、オムカレーの中央に旗をたてる 3.富良野産「チーズ(バター)」もしくは「ワイン」を使用する 4.野菜・肉・福神漬(ピクルス)なども富良野産にこだわる 5.富良野産にこだわった一品メニューと「ふらのの牛乳」をつける 6.料金は税込み1000円以内で提供する。 このこだわりは、すごいの一言です。地場食材にこだわったカレーです。富良野は北海道の中でも特に玉ねぎや人参を中心とした野菜の産地として有名です。そのため、富良野でカレーと聞くと、富良野の野菜が入ったカレーなのかなというイメージを持っていたのですが6か条を知ると、とても力の入ったご当地グルメを作ったものだと感心させられました。 |
ひとくち情報 その富良野オムカレーのなかで今回訪れたのが、北の峰にある「パニエ」というカレーを中心とした洋食屋さんです。富良野市の北の峰付近は、富良野スキー場に来る観光客のための宿泊施設が集まっている地域で、ペンションやホテルが多く、その観光客やその地域で働いている人を当て込んだカレー屋さんや洋食屋さんが多く点在します。そのため、この地域には、富良野オムカレーを提供するお店が多くあり、パニエさんもそんなお店の一つなのです。「パニエ」のオムカレーも、もちろんこの6か条を守っていて、おコメは富良野市の「ほしのゆめ」を使い「ふらのワイン(白)」で隠し味をつけてピラフを作り、その上に中富良野産の卵と富良野ホワイトチーズ使ったオムレツを乗せます。その上に富良野の玉葱を炒めた黒カレーをかけてあります。そして福神漬けも市内の漬物やさん。一緒に出てくる牛乳もふらの牛乳と、地産地消にこだわった究極の一品ともいえるような素材ばかりを使っているようです。ここまでこだわられると美味しくないわけがありません。「パニエ」の富良野オムカレーは、カレーオムライスのソースのような感じで提供されていました。このお店以外にも北の峰を中心に富良野オムカレーを扱ったお店が富良野に数件あり新ご当地グルメとして頑張っているようです。 |