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いとう
伊東
Ito
木で出来た箱に、酢飯を詰めて、その上に、サバで作ったそぼろ(おぼろと呼ぶそうです)を中心に、刺身・卵焼き・甘く煮た人参や椎茸やかんぴょうなどの具を乗せたお寿司です。魚のそぼろを使った押し寿司が、関西の郷土料理などにあるようですが、そぼろに、刺身を組み合わせるのは珍しいように思いました。そぼろもあっさりと上品な味付けで、とてもおいしかったです。伊東では、お祭りの時に、各家庭で作って、近所の人や親戚に配る風習があるそうです。配る分より多めに作って、自分の家の箱寿司を食べる時もあれば、作った箱寿司を全部配ってしまい、近所から配られた箱寿司を食べる時もあったとか。 |
ひとくち情報 この箱寿司を、先日伊東に行った際に「割烹きなし」というお店で食べてみました。伊東駅から徒歩3分程の、ヤオハンの脇の道に面したお店です。味噌汁・漬物付きで840円、お昼の11時から営業しているので、ランチにもぴったりです。店内には、とんねるずの木梨憲武さんの結婚式の写真が飾られていました。店主とは従兄弟になるらしいです。伊東では、箱寿司のそぼろというと、サバで作るそうですが、このお店のそぼろは、イナダとアジとサバで作っているとの事でした。今回伊東で箱寿司を食べるにあたり、いろいろと食べられるお店を探したのですが、家庭で作るお寿司だからなのか、なかなか箱寿司がメニューにあるお店を見つけにくかったです。実際はメニューにあるのに、宣伝しているお店が少ないだけかもしれませんが。 |